おはようございます。スクールでの学習の2日目が始まりました。
昨日の授業はいってみれば、準備体操。英国人講師を前に緊張をしている生徒たちをほぐすための内容でした。講師も生徒たちの名前を少しでも早く覚えるために、自己紹介をさせるということが多かったですね。しかし、今日からは違います。今回の語学研修の最終日に行われるスピーチ発表に向けての準備が始まりました。では、どのようなことが各クラスで行われているのかをのぞいてみましょう。
このクラスではとりあえずスピーチをするにあたってのポイントがまず生徒たちに示されていました。よいスピーチをするにはその内容だけでは足りないのですね。笑顔、大きな声、目を聴衆に合わせることなど大切な要素がたくさんあるのですね。私も人前でしゃべることが多いですから、私にとっても勉強になります。
「More loud!」
人前にでると、どうしても小さくなりがちな生徒たちの声に、英国人講師の檄が飛びます。ペアごとに英国人講師が丁寧にアドバイスをしてくださいます。何組かのスピーチが終わると、次は本日午後に訪れる予定のオックスフォードについての説明が始まりました。
「What are you doing?」と尋ねると、「Shopping Game」という答えが返ってきました。生徒たちをいくつかのグループかに分けて、店員とお客にわかれて実際にお札のレプリカを使ってやり取りをします。なるほど。スピーチは聴衆とのやり取りですから、このようなやり方は大変有効ですね。このような積み重ねがスピーチだけでなく、今後の研修地でのフリータイムに活かされていくのでしょう。
「これはどう表現するんや?」電子辞書を片手に、みんなが熱心に何かをノートに書き込んでいます。
「They are writting about Stratford」ノートをのぞき込む私に英国人講師が教えてくれました。昨日を訪れた地域について、「何を見たのか、どこにいったのか、何を買ったのか、そして、どういう印象をもったのか。」事実だけでなく、思ったことを表現する学習のようです。生徒が書き終わるまでには時間があるようで、英国人講師が私に話しかけてきます。
「I have two children. Do you have a child?」
「Yes.I have a child. Son.…」
しどろもどろになって、身振り手振りで話している私を生徒たちが温かい目で見守ってくれました。
「Everybody finished?Bring your note!」
ノートを集めた先生がまわりに生徒たちを集めて添削が始まりました。
「OK,OK.Thank you!」
先生にそうしゃべる生徒。そのあとにつぶやく。
「あぁ、こんな表現でいいのか。思ったより簡単に表現できるんや。」
ここでは生徒たちがとりあえず作ってきたスピーチ原稿を一人ひとり丁寧に英国人教師がまわってアドバイスをしてくださっています。内容が薄かったのか、タブレットなどを使用していろいろと調べています。また、先生が回ってくるまでに自分の書いた原稿を読み返してチェックをする生徒もいました。
外国スタイルって感じですね。非常にオープンな感じで授業が進められています。ここでは今日の午後に訪れる場所についての学習です。
「Please stand up,○○.Please,read this sentense.」
生徒が読み上げていると、「Stop.」先生が止めました。そして「this word ”△△”」と先生が同じ言葉を読み上げました。生徒の発音をチェックしていたようです。文章ができていたとしてもそれが相手に間違って聞こえていたら誤解を生むこともありますからね。このように読み上げることはその文章の理解をより深めると同時に、正しく伝える力を養うことにもなっています。
このように受験英語ではなく、実際に役立つ英語を本場で学んでいます。今後の授業の展開が楽しみです。
そのほかの授業の様子を写真でお伝えします。