学校行事レポート

中学3年生 キャリア教育 第三弾

2017.3.6 21:56

3月4日(土)、6日(月)の2日間にわたって、最後のキャリア教育が行われました。

三菱重工業株式会社:荒木陽介さん

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 最初のキャリア教育は、ロケットエンジン開発に携わっておられる技術者の荒木先輩をお招きしました。

「技術者って何をする仕事だと思う?イメージできるかな?それはね…」

先輩がレーザーポインタで指すスクリーンには、次の言葉が映し出されていました。

  社会の要求:やりたいこと、欲しいこと

          ↓

  技術者の仕事:知恵を働かせて、工夫を凝らして、どうやって実現するかを決める

          ↓

     会社の仕事: 製造

「人々が便利だなとかほしいなと思っているものを、知恵を働かせたり、工夫を凝らして実現する。そして、その過程において、大学等で学んだ理論を応用していくんです。でもそれだけではダメ。そこに製造するにあたっての条件もクリアしないといけない。例えば、○○の重さまで軽量化するとかね。これらをすべてを考えるのが技術者なんです。」

技術者といっても、”具体的にどんなことをするのか”がイメージできなかった生徒たちもこの説明には納得。興味津々です。

「でもね、いくら理論を知っていてもそれだけでは足りません。結局開発というのはチームで行うから、協調性やコミュニケーション能力の方が実は大切なのです。」

 いままでの先輩もそうでしたが、やはり土台として必要なものは人間性というのを強調されます。どんな職業に就こうが、人とのかかわりはあるのですから、どの先輩も強調されるのには納得です。基本を改めて教えていただいた1時間でした。 

IBM産業医: 佐藤文彦さん

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「入るまでは君たちにとって大学というのは大事かもしれない。でも、会社に入ったら、どの大学を出たかなんて関係ありません。どんな結果を残したか。それだけです。」

生徒たちは目を大きくして先輩を見つめます。

「何がいいたいのかというと、会社では大学で何を学んできて、どう生かしているのかが大事だということ。どんないい大学を出ても、そこで何も学んでいなかったら、意味がないということ!」

生徒たちはどうしても大学名に目がいってしまいますから、この言葉には衝撃をうけたようでした。ここからは佐藤先輩の吹奏楽部に打ちこんだ高校時代、大学受験に3回失敗した浪人時代、と経歴がスクリーンに映し出されます。

「こう見ると、失敗続きでしょう?でも、今はこうして仕事をしています。この失敗で得た経験が生きていると思います。だから、失敗しても落ち込む必要はないよ。それもまた成長につながるからね。僕は少なくともそうだったしね。」

 アハハと笑いながらお話しされる先輩ですが、ご苦労されているだけに、その話される内容には説得力があります。

 講演の後半は、糖尿病の具体的な症例をあげながら、普段の食生活でどんなことに気を付けなければならないか、を具体的に教えていただきました。身近な話題だけに生徒たちは熱心に聞いていました。

 

 キャリア教育は、生徒たちが抱える悩みの1つを少しでも和らげようとしてはじまりました。その悩みとは「将来、自分が何をしたいのか?」「将来の夢って何だろう?」というものです。この30期生たちは2年の3学期から始めました。国際線パイロットや法務省職員などいろんな分野にわたって開きました。将来の目標を見つけるヒントを得てくれたのなら、私たちとしてはうれしく思います。

 また、この取り組みには、すこしでも後輩たちの助けになればと、すべて本校の卒業生が引き受けてくださいました。先輩方、本当にありがとうございました!

2017.3.6 21:56