曇天に笑え！高校バレーボール大会

屋外バレーボール日和

当初の予定では６月１８日の開催でしたが、大阪府北部地震の影響で、翌日に順延となったバレーボール大会。まだまだ不安も残る中、各学年クラス対抗で白熱したプレーと元気な応援がグラウンドを熱くしました。交通機関の乱れにより、集合時間が遅くなってしまったこともあり、今回は中高合同の開会式を省略。ちょっぴり寂しいスタートとなりましたが、梅雨ど真ん中にもかかわらず、雨も降らず、暑すぎない曇天に恵まれた（？）屋外バレーボール日和となりました。

１年は初めての屋外大会に大ハッスル！

中学生に比べ、体力も体格もグンと成長した印象のある高校生ですが、これまでの体育館とは違って、グラウンドでのバレーボール大会は初めての経験です。体育の授業でもグラウンドでバレーボールはやっていますが、足場が土ということで動きも制約される中、懸命にボールを追いかけプレーをつなぐ姿が印象的でした。泥んこになるのも御構い無しに、ローリングレシーブをする女子の姿も見られました。コートラインの白線が激しいプレーで滲む度に、何度もバレー部の生徒や先生たちが引き直します。高校はトーナメント戦。女子の決勝では先にマッチポイントを迎えた４組の応援に男子も駆けつけ「あと１点！！！」のコールが響きますが、ここから怒涛の２組の反撃が始まり、大いに盛り上がりました。

２年はコミュニケーションもバッチリ！

屋外ということで、風が出てきたり、太陽がまぶしかったりと一筋縄ではいかないのが面白いところ。ゲーム半ばでコートチェンジをしますが、自然の条件や運も味方につけつつ、実力を出し切ったチームに勝利の女神が微笑みます。ライン際やネット際など判断が難しい場面でも、お互いに声を掛け合ってプレーをつなぐのは、さすが２年生！といった感じです。三段攻撃もスムーズに決まり、だからこそフェイント攻撃も活きる！そんな瞬時の変化をアイコンタクトや一声で成功させ、得点が決まるとチーム全員でハイタッチをして喜び合う姿が見られました。

見応え十分！３年生は大接戦

３年生になると、さらにレベルがアップ。女子の試合でも球道鋭いフローターサーブがバンバン決まるなど、ハイレベルな戦いが繰り広げられました。男子は攻撃の組み立てが鮮やかなだけでなく、高い身長を生かしたブロックも決まるなど、どの試合も見応え十分。中でも男子１組と３組の準決勝は抜きつ抜かれつの大接戦にもつれ込みました。辛くも勝利を奪った１組がその勢いのまま決勝に挑みました。

接戦を制したのは何組？

普段は非日常的なイベント感のあるスポーツ行事ですが、今回は地震の翌日という非日常の中での開催となりました。もちろん細かい部分でのイレギュラーはありましたが、普段通りに行事を行うという意味では、生徒たちが日常に回帰できた1日だったように思います。不安な状況の中、心一つにして頑張ってくれた全ての生徒の健闘を讃えたいと思います！