高校生弁論大会

9月30日に毎年恒例の高校生弁論大会を行いました。
当初、台風16号による荒天が心配されましたが、当日は夏の名残りを思わせる陽が差すなど「ことば」による熱戦にふさわしい天気に恵まれてボルテージも自然とアップ!
ことしもコロナ禍での開催となりましたが、マスク着用や手指消毒の遵守はもちろん、ソーシャルディスタンス、換気、座席指定を徹底するなど、感染対策には十二分に配慮しました。

それでは、各学年・各クラスの代表による熱い弁論の様子をダイジェストでご紹介します。

3年生

交友関係に関することや3年間を振り返って思ったこと、いじめをはじめとする身近な問題、そしてLGBTQIA+や、科学者と市民の対話の重要性といったグローバルイシューまで、実に幅広いテーマの弁論を繰り広げた10名の3年生たち。
外見ではなく内面を磨くことの大切さを訴えたり、
受験生らしく数字で人を測ることへの疑問を投げかけたり、
ポジティブに生きることの楽しさをユーモアたっぷりに伝えたり。

いろんなことを感じ、悩み、それでもしっかり前を向こうとする等身大の姿が一つひとつのことばやアクションから見えてくる弁論大会でした。

優勝 :4組「世界をオモロく」
準優勝:2組「偏差値は君の写像か」
3位 :7組「科学者と市民」

2年生

洛南で学ぶ意義を問う弁論があれば、睡眠や人を笑わせることの大切さを説く弁論がある。
挨拶がもたらすポジティブな効果をデータに基づき述べる弁論があれば、病気とどう向き合うかを自分の体験をもとに問う弁論があり、さらには弁論そのものを語る弁論も登場するなど、2年生たちもさまざまなテーマで熱弁を繰り広げました。

人を傷つける笑いの是非、コロナ禍を発端とする対立、選挙への積極的な参加といった今の社会を取り巻くさまざまな問題を自分なりに考え、自分のことばで懸命に伝えようとする弁士たちの姿がとても印象的でした。

優勝 :3組「今だからこそ見直そう」
準優勝:4組「命と向き合うということ」
3位 :8組「笑う門には福来たる!」

1年生

先輩たちと比べてもまったく遜色がない。そんなことを強く感じさせた9名の1年生たち。
その内容はマウンティング女子や黒歴史、スマホ中毒など今どきのテーマから、SFの発想をよりよい社会づくりに活かすといったユニークなもの、さらに核廃絶についての持論といった硬派なものやはたまた愉快なパフォーマンスで聞き手の関心を引きつけるものまで、とても多彩。

また、アスリートとしての経験を生かした提案が行われたり、ほんとうの夢を実現するための決意が表明されるなど、思わず「なるほど!」とうなったり、「がんばれ!」と言いたくなる弁論が目白押しでした。

優勝 :4組「『これだ』と思う夢を」
準優勝:2組「“黒”歴史は“黒”くない!」
3位 :3組「活かすか生かされるか」