9月30日に中学生弁論大会を開催しました。各学年・各クラスの代表が、日ごろ感じていることや経験から得た気づきなどを発表する洛南伝統の行事。今年度も聞き応えのある弁論が目白押しでした。
1年生
きっと、生まれて初めての弁論大会に臨んだ7人の弁士たち。「客席」には西村校長の姿もあり、さぞ緊張するかと思いきや、みんなハキハキと自分の意見を主張。それだけ身近な存在になっているからでしょうか、2人の生徒が「AI」の功罪をテーマに選んでいたのが印象的でした。スマホやタブレットに「使われない」ように自己管理を徹底すべきという意見も、まさしくIT時代を生きる1年生のホンネそのもの。中学生の政治意識を高めるために探究学習を取り入れろ!自転車事故を減らすために自治体が子ども向けの安全教育を用意せよ!地球温暖化に伴う熱中症対策の一環として男子生徒も日傘を使おう!という主張からは並々ならぬ問題意識が感じられました。
- 6組 政治に子供の意見を!
- 1組 スマートフォンの利用について
- 4組 タブレットとうまく付き合おう
- 7組 AI, その便利の裏側
- 2組 AIと共存していくためには
- 3組 日傘のすすめ
- 5組 法律だけでは防げない事故
- 優勝:7組 準優勝:6組 3位:2組







2年生
部活の先輩から受けた注意がきっかけで礼儀作法の大切さを知った。認知症の曽祖母の姿からその人らしさを守るとは何かを考えるようになった。挫折を通して結果よりチャレンジが重要なことが分かった。参加型キャラクターとの出会いから自分らしさを演出する楽しさを知った。2年生の弁論では、経験から得た気づきを基に持論を展開した生徒が多くいました。また、アーティストにとって死活問題であるデジタル配信の功罪について語ったり、AIを脅威と思わずに未来を共に生きる仲間ととらえたり、現代社会をとりまく諸問題をテーマに選んだ生徒も。複雑な社会だからこそ、心に癒しをもたらす生き物との触れ合いを大切にしようという弁論には、思わずほっこりでした。
- 6組 アーティストの未来の危機
- 2組 正しいとは
- 3組 橋をかける
- 5組 その人らしさを守るために
- 4組 努力は無駄じゃない
- 7組 私色で彩るコミャク
- 1組 未来を共に歩む仲間
- 優勝:1組 準優勝:7組 3位:5組







3年生
登壇する生徒を喝采で迎え、3分30秒の熱弁が終わると惜しみない賛辞を拍手で表す。3年生の弁論では、弁士と聴衆が一体となって大会を盛り上げる姿がとても印象的でした。女だからムリ、という社会の固定観念にNO!自分も相手も成長するためにマウントは御法度!日本文化の中心である京都を再びわが国の首都に!偽善的な行動でも、それが誰かの役に立てばそれでいい!といった主張が次々繰り広げられると、会場の雰囲気はさらにヒートアップ。平和を創るため、世界を変えるため、知る・考える・行動することの大切さを力強く訴えた演説も聞き応え十分。日記のメリットをさまざまな観点から検証し、1日5分、自分を振り返る時間を持とうという弁論はとても説得力がありました。
- 7組 日記を書こう
- 3組 「思い込み」が社会をつくる
- 4組 京都を首都にするには
- 6組 偽りの善というけれど〜私の良い人マインド〜
- 5組 マウント取らずに高め合え
- 2組 知ることから始まる平和
- 1組 小さな一歩 大きな進歩
- 優勝:7組 準優勝:2組 3位:1組







