令和7年度中学バスケットボール大会

「全員出場」の伝統の大会

11月25日(2年生)・26日(1年生、3年生)に、第一体育館で中学バスケットボール大会を開催しました。バレーボール大会と並んで洛南屈指の伝統を持つ球技大会に、各学年・各クラスの生徒が「全員出場」で臨んだ熱戦の様子をお伝えします。

1年生 ~クラス一丸となって勝利へ~

「ニイニイサンシ!ゴーロクシチハチ!」と体育館中に声を響かせ、準備体操からヤル気満々の1年生たち。いざ試合が始まると開始早々ネットを揺らすチームが続出です。「ウチは勝ち一択ですから」。ある男子生徒のそんな言葉にふさわしく、みんな初めての大会と思えないほど積極的な攻めを展開していきます。勝利への執念は最後まで途絶えることなく、4分のタイムアップ直前に決勝点をもぎ取るチームも。男女ともに中学に入って初めてバスケットボールを触ったという生徒もいましたが、腕を思いっきり伸ばしてシュートブロックしたり、リバウンドを取ったりするなど、みんな体育の授業の成果を存分に発揮しナイスプレーを連発していました。そんな生徒たちのがんばりに応えるように、コートサイドの先生も得点が入るたびにガッツポーズ。ある女子生徒は「ウチのクラスはバレーボール大会と体育祭でいい結果を残せなかったので、きょうはどうしても勝ちたかった」と満面の笑を浮かべて話してくれました。

2年生 ~みんなが自信満々にプレー~

「バスケ部員以外の生徒もかなり上手くなっています」。中学バスケ部顧問の林先生にそう言わしめた2年生たち。男女ともに小気味よいドリブルで相手陣内へ攻め込んだり、5人の選手がダンゴになることなくそれぞれのポジションに散らばってボールを回したり、よりいっそうバスケットボールらしい試合運びを見せてくれました。生徒たちに話を聞くと、「オフェンスからディフェンスにすぐ切り替えるように意識しています(男子)」とか「1年のときよりシュートの確率は上がっていると思います(女子)」といった自信に満ちた返答が。もちろんバスケ部員も負けておらず、3ポイントシュートを華麗に決めたり、全得点をひとりで叩き出したりと男女ともに大活躍です。バスケ部員が中心となって作戦を立てたチームが多かったようで、ある男子部員にクラスメートにどんなアドバイスをしたのか聞いたところ、「シュートは気持ちで打て。そう伝えました」と神妙な面持ちで語ってくれました。

3年生 ~1試合、1試合を思い出に~

フィジカルの要素に加え経験値も上昇している3年生たち。男女ともにコートが狭く感じられる一方、コートを広く使っての試合展開が目立ちました。ある男子バスケ部員によると「1・2年のときはみんなドリブルに頼り過ぎて点があまり取れなかったので、今回はその反省を踏まえてパスをつないでいこうとクラスで話し合って決めた」そうで、きっとその成果がコート上に現れていたのでしょう。当然個人技も上達していて、バスケ部員以外の生徒がフェイントを使って相手ディフェンダーを出し抜いたり、3ポイントシュートを決めたりするシーンも。そんな大技が披露されるたびに応援席から体育館を揺らすような大歓声がわき起こり、勝ったクラスの生徒たちはまさにお祭り騒ぎ。ともあれ中学最後のバスケットボール大会を全力で楽しんだ3年生たち。「おそろいのジャージでみんなとバスケをする機会はもうないと思うので、1試合、1試合が思い出です」と話してくれた女子生徒の笑顔が印象的でした。

みんなが主役のバスケットボール大会

全学年の開会式・閉会式に西村文宏校長と生徒会代表によるあいさつがあり、開会式では学年代表による選手宣誓が行われました。西村校長はあいさつの中で卒業生のBリーグでの活躍を紹介するとともに、「全員出場」でみんなが主役になるバスケットボール大会の意義を強調(※本大会では試合途中でメンバー交代し全員出場することをルール化)。閉会式では優勝・準優勝クラスの代表者に西村校長から賞状とトロフィーが授与されました。

笑顔で安全・的確にレフェリング

今年度も高校バスケ部の選手たちが全学年・全試合のレフェリーを担当。安全を大前提に、試合の流れを読んだ的確なジャッジでゲーム全体をマネジメントしてくれました。試合中に笑顔を見せるレフェリーもいて、「後輩たちが無我夢中でプレーしているのがカワイくて、つい。そんな姿を見ていると、自分がバスケを始めたころを思い出しますね」とにこやかに語ってくれました。

  • 1年 優勝:4組 準優勝:1組
  • 2年 優勝:6組 準優勝:1組
  • 3年 優勝:5組 準優勝:3組