中学2年キャリア教育「出前授業」の様子

 12月13日(水)の1限~4限に中学2年キャリア教育の一環として、有名企業の方々に本校にお越し頂いて講義をして頂く「出前授業」を実施しました。当日は「セブン・イレブン」、「JARO」、「クレディセゾン」、「日本生命」、「CPAエクセレントパートナーズ」の5社の方々にお越し頂きました。   

 生徒達が当日までに興味のある企業を選択し、当日はそれぞれの教室に分かれていくつかの企業の講義を受けるという形で実施しました。どの企業様も「どういうお仕事をしているのか?」、「その職業に就くためにどういう準備をしていったらいいか?」といったことを中学生に分かりやすく説明してくださり、生徒達がそれぞれ真剣に将来のことをイメージしながら講義を受ける様子が見られました。以下、出前授業の様子を少しではありますが写真でお伝えできればと思います。それぞれの講座での生徒の感想も抜粋して載せています。

①「セブン・イレブン」:はじめに、コンビニエンスストアやセブン・イレブンに関する知識を、クイズを通して学んだあと、「近くて便利」を実現するためには、どういう場所に出店するのが良いか、何を売るのが良いかを各グループで考えました。

(生徒の感想)

・セブンイレブンでは、お客さんに来て、ものを買って貰えるように、天気や、周りの環境のことを考えて、商品のことを考えていることがわかりました。これからは、セブンイレブンに行った時、こういうことを考えてこういう商品を置いているのだろうなと考えてみたいと思いました。

・ここのお店はどういった人が多いかを考えて、そこのお店に置く商品を考えるということをしました。身近でよく使うところでも誰かが一生懸命に考えているという事を知りました。

②「JARO」:広告についてかんたんにレクチャーを受けた後、とりわけインターネットに上がっている不適切な広告について注意すべきポイントを教えていただきました。広告や宣伝に関係する市場は、いまや7兆円を超える規模にまで膨れ上がっているのだそうです。

(生徒の感想)

・今まで、色々な広告を信じてしまっていたので、どんな広告が嘘かわかってよかったです。少しは騙されないようになって、安心しました。

・テレビやネットなどで見かける広告が、色々複雑な過程を通してみんなに表示されているということを知った。広告に書いてあることが全て正しい訳ではないと学んだ。

③「クレディセゾン」:クレジットカードなどお金の代わりとなるカードの種類と使い方について学んだあと、「キャッシュレス」社会を生きていくうえで意識しておくべきことをレクチャーしていただきました。どういう仕組みで、ICOCAでモノが買えるのかを学べたことは生徒たちにとって新鮮だったようです。

(生徒の感想)

・今はまだ使えないクレッジットカードも将来は必ず持つことになると思います。使う時は、お金を払わずに済むけど後から後悔することを頭の中に置いときたいです。

・キャッシュレスには、前払いと即日払い、後払いと色々な支払い方があることを知りました。あまり知らないことが多かったけれど、これから大人になってクレジットカードなどを使う時に役に立つ情報を知れました。

④「日本生命」:自分の人生を長期的に設計したうえで、将来どういうことにどれくらいのお金が必要なのかを生徒自身で考え、「まさか」に備えるための注意点を学びました。10年後、20年後の自分を想像するのは、難しいながらも楽しかったようです。

(生徒の感想)

・僕は将来についてほとんど考えたことがなかったので、これから何年後何をしているか、何をしたいか、など考えてみるのはとても興味がわいた。

・保険会社の仕組みを学び、保険の種類やその役割を学べた。また、人生の計画を立てて将来を考ることができたいい機会になったと思う。

⑤「CPAエクセレントパートナーズ」:公認会計士とはどういう職業か、どうすれば公認会計士になれるかというお話を通じて、「会社の医者」が社会で果たしている役割を教えていただきました。公認会計士は、会社の監査以外にもコンサルティングや企業もできる職業だということに生徒たちも驚いていました。

(生徒の感想)

・今までぼんやりと頭の中にあった公認会計士という職業のイメージが今回の授業ではっきりと具現化することができ、また、公認会計士の試験を受ける前に簿記の試験を受けたほうがいいことなどを知ることができました。

・CPAの授業では、公認会計士のことについて聞きました。私は、名前すら聞いたことがなかったですが、今回話を聞いて、コツコツ勉強すればきっと取れるし、将来に損なことはないことに驚きました。たくさん学べてよかったです。ありがとうございました。

 

 どの講座でも生徒達がしっかりと聞き入っていました。今回の経験は生徒達が将来について考えられたという点で貴重なものになったと思います。生徒達が今回の学びを無駄にせずに学校生活を送り、将来につなげていってもらえるよう、教職員一同全力でサポートしていきます。